北朝鮮弾道ミサイルと安倍内閣の世論操作  小榑雅章

ここ数日、安部首相や中谷防衛大臣がやたらとテレビに登場し、深刻な顔をして、北朝鮮の長距離弾道ミサイルに対し、自衛隊に破壊措置命令を出して、万全の態勢を組んでいる、と語っていた。
産経新聞によると、「海上自衛隊のイージス艦3隻を日本海と東シナ海に展開。米海軍とも連携し、大気圏外での迎撃を図る。撃ち漏らしたときのため、航空自衛隊の地対空誘導弾パトリオット(PAC3)を南西諸島に追加配備し、国民や領土の安全確保に万全を期す。」
まるで我が国に対し、ミサイルが発射されたみたいだ。しかし、弾道の通過経路を見ても、海の上ばかりで、なんでイージス艦や迎撃ミサイルPAC3などによる警戒が必要なのか、「国民や領土の安全確保に万全を期す」なんて、まるで戦争が始まったかのようである。
いったい、どうなっているんだと、防衛に詳しい友人に聞いたら、「万全の態勢なんて必要ないさ。万に一つ、いや百万に一つも起らないことに、たいへんだたいへんだと騒ぎ立てて、わざわざ、万全の態勢を強調しているんだよ」、と笑っていた。まさにマッチポンプだ。
なんでそんなばからしいことをしているんだ、お金もすごくかかるだろう、と聞くと、「国民を洗脳するためだよ」と話してくれた。
北朝鮮は無法者、悪者、いつ韓国に攻め込み、朝鮮戦争が勃発するかもしれない、だから日本も、その防衛のために軍備を増強しなければならない、憲法9条は廃止すべきだ、という空気をつくるための戦略だよ。北朝鮮の長距離弾道ミサイル発射は、その空気づくりには絶好のチャンスさ。よくぞミサイルを打ち上げてくれた、と安倍さんはほくそ笑んでいるだろうよ。
だいたい、マスコミはどこも政府の発表する<危機感>や<万全の態勢>を、無条件に報道して、政府の洗脳戦略の片棒を担いでいるけど、あれって大本営発表を流し続けた新聞とどこが違うのかな。
北朝鮮が戦争するのだったら、かつて朝鮮戦争と同じように、韓国に侵攻するんじゃないのか。それがなんで長距離弾道ミサイルを打ち上げているのか、それを考えただけで、戦争の脅威などと無関係だということがわかるだろう。北朝鮮は戦争する気は全くない。ただ、いまの金王朝体制でぬくぬくしている連中が、自分たちの身分保障をしてくれ、金王朝体制を持続させてくれと、アメリカにわめいているのだよ。
しかし、自由と民主主義と人権を標ぼうしているアメリカが、それを認めてくれない。認めさせるためには、アメリカ本土まで届くミサイルを完成させ、水爆攻撃をするぞ、と駄々をこねている。「国民や領土の安全確保に万全を期す」なんて、ぜんぜん茶番だが、笑っていられないのは、これを利用して国民をだまして、国是をねじまげ、憲法改正を推し進めようとしていることだ。
そんな政府を、世論調査では5割も支持しているというのだから、もうコロッとだまされていることになる。
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