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琴奨菊の「挑戦」と「人生観」を応援する   宇治敏彦

 18年ぶりの日本人「横綱」を賭けた大関・琴奨菊の挑戦が13日からの大阪春場所で始まった。2月16日、日本記者クラブで記者会見した大関の語りぶりを聞いていて思ったことは「この関取の魅力は技量もさることながら『素直』『努力家』『研究熱心』なところにあるのではないか」と思った。
 福岡県柳川の生まれで、子どものころから体が大きく子ども相撲でも強かったようだ。なぜ佐渡ケ獄部屋に入門したかについて「私が小学校3年生のとき、地方巡業で柳川に見えた先代の佐渡ケ嶽親方が『坊や、体がでっかいなあ。大きくなって相撲界に入門するなら佐渡ケ嶽部屋に来るんだよ』と言って、指にツバつけて私のおでこにえんがちょしたのです。感激して他の部屋への入門はまったく考えませんでした」と説明した。
 この“純情”なところが良い。
 「相撲の世界では“練習”でなく‟稽古”と言うのです。『怪我も稽古で直せ』というぐらいですから、あきらめずに努力すれば壁を乗り越えて、夢が叶う」「教えてもらったことは鵜飲みで聞く。それから稽古の中で自分なりに吸収して、のりしろをつけていく。横綱の白鵬関は自分の空気感というか、ルーティンの動作を身に着けていて、仕切りを重ねているうちに、いつの間にか横綱のルーティンに自分が合わせてしまっている。それでは駄目と分かったので自分の空気感、ルーティンをつくるよう努力してきた」。
 会見に出席していたロイター通信女性記者のアドバイスで「琴バウワー」と命名した例のパフォーマンスも、自分なりの「空気感」「ルーティン」の一環なのだろう。
 日本人力士として先場所、10年ぶりの優勝を勝ち取って「砂利道から舗装道路に出たかのように周囲の見える景色が変わった」「先代の親方(元横綱・琴桜)も32歳で横綱になった。私もいま32歳。地位も名誉も総て土俵に埋まっている」などと語った。
 表現力が豊富だなあ、というのがジャーナリストとしての感想だった。さて今場所は「18年ぶり」を実現できるか。先場所以来、優勝、結婚のお祝い騒ぎで完全な休日は一日だけだったという琴奨菊の練習量減少が気になるが、春場所初日は高安をよりきって白星スタートを切った。「ルーティン相撲」が出来るかどうか。それは「土俵に埋まっている」のではなく、琴奨菊自身にかかっている。
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